会長挨拶

2014 年の新しい年を迎え、日本人会の皆様に謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

ご承知の通り、 昨年来、我々生活取り巻く環境はますます厳しさを増し、世界情勢はもとより、ここタイチェンマイも新政権に伴う最低賃金アップ等から物価の高騰も進んでおりますが、先ずはこうして無事に新しい年を迎えることができたことを感謝したいと思っております。日本、そしてバンコックと比較すれば、まだまだチェンマイは "サバイ、サバイ" です。

日本もともとの正月は、歳神様(としがみさま)を祭る儀式と聞いています。年神様は、新しい年の幸福や恵みとともに、私たちに魂(生きる力、気力)を分けてくださると考えられてきました。わかりやすい例に「数え年」があります。毎年魂を分けていただくということは、その数を数えれば年齢になります。そこで、母親のお腹の中にいるときにすでに魂があるから誕生時は1歳で、その後は元旦がくるたびにみんな一斉に年をとる「数え年」だったわけです。日本人会も魂を分けていただいて、年を重ねることができました。大変喜ばしいことです。

役員共々、皆様のお力をお借りし、より良い活動に努めて参ります。今後とも変わらぬご支援、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。
結びに、日本人会の皆様、並びに、すべての皆様のご健勝とご活躍を心から祈念いたしまして、新年のご挨拶とさせて頂きます。ありがとうございました。


2014年1月1日
チェンマイ日本人会長 佐藤 昭憲